デイサービスとは?

デイサービスとは?

介護タクシーの写真

今や長寿大国となった日本。人口が減少し続けている一方で、65歳以上の高齢者が総人口に占める割合は過去最高の27.7%にものぼっています(2018年4月総務省発表、 2017年10月1日現在の人口推計)。そうした中で、要介護や要支援の高齢者も増え続けており、家族にとっては「デイサービス」が大きな手助けにもなっています。

通所介護が家族の介護の負担を軽減

デイサービス」というのは、いわゆる「通所介護サービス」のこと。利用者は、日中の一定時間施設に通い、食事や入浴、機能訓練といった介護サービスを受けることができます。また基本的に送迎があり、家族が送迎をする必要はありません。介護保険をもらっている65歳以上の方で、なおかつ、要支援あるいは要介護の認定がなされている方が対象になります。本人は特別養護老人ホームなどに入居するほど重度の要介護状態ではなく自宅での暮らしが可能でも、日々、さまざまに在宅介護をする家族が負担を少しでも軽減したいということで利用する場合も多くあります。

日常生活が困難になった人のために

日々の生活の中で、今までできていたことができなくなり、お風呂に一人で入れなくなったり、お手洗いで失敗があったり、物忘れがひどくなったり… 日常生活が困難になってきた状態を一緒に住んでいる家族が心配してこられます。また、家族が日中は仕事をしていて、母親や父親が一人になってしまって心配、ということもあります。食事や洗濯や買い物も困難になり、一人では置いておけないと家族が不安になって利用する場合も多いのです。

高齢化が進む中で、デイサービスを利用する方の中には認知症をわずらっている方もおられます。加齢による物忘れではなく、いろんなことが困難になって何もできなくなる。ガスのつけ方もお風呂の入り方も洋服の着方もわからなくなる、できなくなる。そういう方たちのための通所介護サービスなのです。

デイサービスを利用するには介護認定が必要

デイサービスを利用したいと思ったら、まず、居住する各自治体の窓口に相談し、「要介護・要支援認定申請」をおこなってください。
「どの程度の介護が必要なのか?」を判断するため調査員が本人の家を訪れ、本人や家族と面談を行います。その調査結果をもとに「要支援1」「要介護2」などといった要支援・要介護度が判定されます。
要介護1~5:介護サービス(介護給付)が利用可能。
要支援1・2:介護予防サービス(予防給付)が利用可能。

頼れるケアマネージャーが橋渡しをする

一般的にはケアマネージャー(正式には「介護支援専門員」)がその家族とデイサービスをつないで仲立ちとなります。ケアマネージャーは本人の家に行き、本人や家族の要望や気持ち、金銭面のことから状況からいろいろすべて聞き取って、じゃあ、ここはどうですか、という形でいくつかの施設を紹介します。そのあと体験などしてもらったうえで家族や本人が納得する施設を利用することになります。ケアマネージャーが身近な相談窓口になり、デイサービスの入り口になってくれます。

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